満月光を浴びた野菜をお届け

満月光を浴びた野菜をお届け

新月の日に伐採された木は傷みにくいからという伝えから、昔の大工さんは「新月伐採」をしていたと言います。
実はこれ、植物の中の樹液もが月の引力に影響を受けているそうです。新月の時、樹液は根の方へと集中し、そして満月に向けて樹液は実や花の方に集中していき、また新月に向け根の方へ…というのを繰り返すそうです。
この現象を利用した「新月伐採」では、樹液が根の部分に集まり、幹や枝の部分に樹液が少ないときに伐採をするから、傷みにくい、要は腐りにくい木材を採ることができるということなんです。

満月穫れの野菜はおいしい

野菜や果物もおなじこと。樹液が、実や花の部分に集まる満月の時期に収穫をすれば、とてもみずみずしい状態で収穫することができるのです。
新月の日に種をまいて…満月の時に収穫をするという、月の満ち欠けのサイクルを農業に生かす方法は、海外ではすでに行われています。有名なところでは、ルドルフ・シュタイナーの“バイオダイナミック農法”。この農法で育てられたハーブティを以前いただいたことがあり、植物の味が濃く、感激のおいしさでした。

また、スピリチャルな意味でも、満月には特別なパワーがあるといわれ、満月の光を浴びた野菜や果物には満月のパワーが宿ると信じられています。

満月の光を浴び美味しく育った野菜やくだもの


満月の日に収穫した野菜や果物をみなさんにも届けられたら…この思い共有してくれる農家さんを探してきた私たちがようやく出会えたのが、熊本県水俣にある『もじょか堂』さん。もじょか堂さんは、南九州の有機無農薬野菜を全国に届けているお店です。

『もじょか堂』の代表、澤井健太郎さんは熊本出身で、一時期は東京で仕事をしていましたが、体調を崩したことからケミカルに頼らない野菜作りをしたいと思い、ご自身が生まれた熊本・水俣へ帰ってきました。野菜作りを学ぶために農家さんを周り、お話を伺ううちに、水俣では、有機栽培や自然栽培で野菜作りをしている方が多いと知ったそうです。水俣には過去に大きな公害問題がありました。その歴史があったからこそ、水俣市では環境マイスターという制度があり、農家さんたちはより安心・安全な作物づくりに励んでいるのだそう。
『もじょか堂』さんでは、そんな水俣の農家さんたちをはじめとした南九州の農家さんたちが作った有機無農薬野菜の宅配通販を行っています。お店の“もじょか”は、熊本弁で、子供など愛らしい人に向けてつかう「かわいらしい」という意味。農家の方が、「もじょかど~(かわいいだろう~)」と言って野菜を持ってきてくれることにヒントを得て店名にしたのだとか。の『もじょか堂』さんのご協力のおかげで、南九州の有機無農薬野菜を満月の日に収穫して、お届けしていただけることになりました!

満月FARM(ファーム)


これを記念して満月の日に穫れる“満月獲れ野菜”を「満月FARM(ファーム)」と名付けました!
熊本・水俣の農家さんがたっぷりの愛情を注いで作った野菜を満月の日に収穫してお届けする、“満月獲れ野菜”の宅配野菜『満月ファーム』。この『満月FARM』で送られてくる野菜は、熊本で丁寧に有機栽培された野菜たち。そんな野菜を育てる農家さんたちをご紹介します。

少量多品種の葉野菜を作る『入江農園』の入江徹さん


熊本県・八代市にある『入江農園』は、入江徹さん(35歳)とそのお父さんの2代で経営されています。多い時には、葉野菜だけで、1日5トンの出荷もあるそうです。徹さんは、もともと陸上自衛隊に所属しながら、それを辞めて家業である農業を継がれました。そのきっかけとなったのが、熊本県の姉妹都市、ブラジルに交換留学をした時のこと。日本とは比べ物にならないような広大な面積で作物を栽培しているのを見て、日本の農業を守るには、今までとは違ったやり方で農作物を作ったほうがいいのではないかと感じ、少量多品種で葉野菜を作ってみようと思い立ったそうです。

入江さんが育てているのは非結球レタスと言われている葉野菜。サニーレタス、サンチュ、レタス菜、フリルレタス、レッドオーク…など。私(megane)も、初めて見るような葉野菜を作られていました。見た目だけではなく、お味も確かで、熊川の水で育った葉野菜は、シャキッとみずみずしい印象でした。特に、フリルレタスは、サラダに入れたらラヴリーな印象になりそう!

手掘りのレンコン農家・森下好寛さん


自然栽培でお米を、無農薬でレンコンを作るのは、熊本県・八代市に住む森下好寛さん。森下さんは、農業に興味があり、レンコンを作っている方のとことで研修を受けて、農家さんになりました。レンコンを選んだ理由は、そもそもの熊本の環境が大きかったそうです。海抜0地域、年間降水量2000ミリという量の雨が降っても安定した収穫量を保てる農作物がレンコンだったといいます。
今回は、レンコンの収穫に立ち会わせて頂いたのですが、これが大変な作業!大きなホースを片手に、土の中に眠るレンコンを手探りで掘り当てていきます。「獲ったどー!!」とばかりに、次々にレンコンを掘り当てる森下さん。レンコンってこんなふうに収穫をするんだと驚きました。

収穫された森下さんのレンコンは、スーパーで見るレンコンより、力強く見えました。

とれたてのレンコンを頂いたので、さっそく食べてみると・・・サッと湯がいて食べても、素焼きにして食べても、本当においしかったです。ギュッと身のしまったレンコンは、しっかりした歯ごたえもあり、噛めば噛むほど甘みが出て、今まで食べてきたレンコンというものの印象を変えるような味わいでした。
それからもう一つ、森下さんについてご紹介したいのが、お手製の紙芝居。

レンコンを植えてから収穫までの1年を説明する紙芝居なのだそう。これは、地域の保育園や幼稚園の子供たちにレンコンづくりのことを知ってもらうために、作られたんだそうです。森下さんのレンコンづくりへの愛情が伝わってきます。

こんな、野菜作りに熱い思いのある農家さんたちが作った野菜をお届けする”満月ファーム”、満月の光を浴び、その瞬間に最もおいしい野菜を詰めてみなさんにお送りします。他の野菜とは違うタイミングで収穫するので、農家さんたちには手間が増えるのですが、満月のパワーの魅力を待っているお客様がいるなら、とご協力いただいています。ほかでは味わえない満月穫れの野菜、ぜひみなさまに召し上がっていただきたいです。

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「満月ファーム」の受付は終了いたしました