ソノテガストア MyPage Cart
人気の刺繍家・千葉美波子と「あれかし」がコラボレーション。 大切な人への贈り物に、相手を想う気持ちをテーマにした「のし袋」を作りました。 和紙に糸を通して模様を描く「紙刺繍」の手法で、袋の表に相手のさらなる幸せを願う模様をあしらっています。
吉祥模様「向かい松喰い鶴」。 縁起物である松を、おなじく縁起物の鶴がくわえるその構図は「二重にめでたく」というメッセージを意味します。 人と人との縁を結びたいという思いをこめて選んだ図柄。いにしえの時代より受け継がれてきた「願い」を伝えます。
「紙刺繍のし袋」の図柄を手掛けるのは、刺繍家・千葉美波子。 紙と糸の組み合わせが生む質感や柄が伝えるメッセージに向き合い、紙刺繍の世界を切り開いてきた第一人者です。
デザインよりも大切、と言い切るほどに彼女がこだわるのが「色づかい」。 毎回300種類以上もの糸をひとつひとつ試し、納得のいく色あいを探ります。同じ色でも風合いの異なる糸を組み合わせることで見え方を立体的にしたり、明るい色合いの糸を引き立たせるため、くすんだ色の糸を合わせることも。 はてしなく地道なこの手間こそが、記憶に残る造形を生み出す秘密なのです。
いくつもの点で下絵を描き、星座のように結ぶのが紙刺繍のスタイル。 紙によって引き締められ、強い支えを得た糸は布刺繍とはまた違ったシャープな表情を私たちに見せてくれます。 硬い紙とやわらかな糸がおりなす独特の手触りも大きな魅力。 レターセット製作から刺繍の世界へと進んだ彼女だから、紙と糸というあらたな新しい楽しみ方を見つけられたのかもしれません。
著書『日本のかわいい刺繍図鑑』(ビー・エヌ・エヌ新社)では、深い興味と知識に裏打ちされた遊び心あふれる図柄が人気。 この紙刺繍のし袋の図柄も、ほかにはない色づかいや形へのこだわりが、見る人の印象に残ります。
縁起のよい柄とされるものは数多くありますが、そのなかから千葉美波子がこの柄を選んだ理由── それは、「海外から伝わり、日本のなかで独自の進化を遂げてきた柄だから」。 一見和柄に見えますが、じつは東ローマ・ペルシャがその起源。日本へは奈良時代に「花喰い鳥模様」として伝わり、その後独自の進化をかさねていまの形へと姿を変えていきました。 いにしえの時代に生まれた願いを現代へと運ぶ旅人のような顔をもつ、ちょっと不思議で味わいの深い模様です。 海外でも日本でも同じように幸せが伝わるようにとメッセージが込められています。